ペアの先生と合いません。
担任は年度で決まるので、合わないと分かっても3月まで変わりません。毎日その人と同じ部屋で、同じ子どもたちを見ます。逃げ場がないというのが、この仕事のつらいところです。
「合わない人はどこにでもいる」と言われます。それはそうなのですが、保育のペアは他の職場より距離が近い。隣の席で黙って仕事をするのとは違って、判断をその場で合わせ続けなければいけない関係です。
この記事では、何が起きているのかを整理したうえで、1年を持たせる方法と、動いた方がいい線引きを書きます。
ペアが合わないというのは、たいてい相性の話ではありません
合わない中身を分けると、だいたい次のどれかに当てはまります。
- 保育観が違う
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見守るのか、先に止めるのか。声をかける早さや、けんかへの入り方が違う。どちらが正しいという話ではないぶん、すり合わせが難しい。
- 役割の分担が決まっていない
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誰が何をするかが曖昧なまま日々が進むので、やらなかった側が責められる形になります。
- 経験差からくる上下関係
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年数が上の人の判断が通り、下の人は聞かれないまま進む。意見を言うと空気が悪くなるので、言わなくなります。
- 単純に人として合わない
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話し方や間の取り方が合わない。これは変えようがありません。
上の3つは、話し合いで動く余地があります。動かないのは4つ目だけです。
保育士でも、話し合う空気じゃないんだよね…



2人だけで話すと、たいてい感情の話になります。主任や園長に入ってもらって、役割分担の確認という形にした方が進みます。
1年を持たせるために、線を引いておくこと
今日は誰が製作を見るか、誰が外に出るか、誰が連絡帳を書くか。細かく決めすぎると窮屈になるので、3つくらいがちょうどいい。
子どもの前で意見が割れると、子どもが混乱します。違和感はメモしておいて、あとで確認する形にします。
言った言わないになりやすい仕事です。決めたことを連絡ノートやチャットに残しておくと、あとで揉めません。
「やりにくいです」より「この場面で判断が分かれて、子どもが待つ時間ができています」の方が、園は動きやすくなります。
それでも限界のとき、動いていい線引き
我慢の量で決めると判断がぶれるので、事実で線を引きます。
- 体に症状が出ている(眠れない、朝に動悸がする、食欲がない)
- 子どもへの関わり方が変わってしまっている自覚がある
- 園に相談したのに、半年たっても分担が変わっていない
- 人格を否定する言葉を言われている
4つ目はパワーハラスメントにあたる可能性があります。事業主には防止の措置を講じる義務があるので、園の相談窓口か、都道府県労働局の総合労働相談コーナーに相談できます。



でも、私が我慢すればいいだけの話じゃない?



そう考える人が多いのですが、統計では保育士の平均勤続年数は8.5年です。続けられなくなる人がそれだけいるということでもあります。あなただけの問題ではありません。



8.5年…。思ったより短いんだ



しかも都道府県によってかなり違います。この差は、園の体制の差でもあります。
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保育士の求人サービスは、大きく2つに分かれます。どちらが良いというものではなく、いま何に困っているかで選ぶものです。
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なお、紹介料を払うのは園であって、あなたではありません。利用者側の費用は発生しません。
保育士のペアの先生についてよくある質問
- ペアの先生と合わないとき、園長に相談してもいいですか?
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相談して構いません。伝え方は「合わない」ではなく、どの場面で判断が分かれて、保育にどう影響しているかという事実にした方が動いてもらいやすくなります。
- 年度の途中でクラスを変えてもらえますか?
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園の判断によりますが、体調に影響が出ている場合は相談する価値があります。加配や補助に回るなど、担任を外れる形をとれる園もあります。
- ペアが合わないだけで転職するのは早いですか?
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早いとは言えません。ただし転職先でも人は選べないので、園を選ぶときは職員の人数、経験年数の構成、担任の決め方を確認してください。1人担任か複数担任かでも関係の作り方が変わります。
- 人格を否定されるような言い方をされます。これはパワハラですか?
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職場での優越的な関係を背景にした言動で、業務上必要な範囲を超え、就業環境が害されるものはパワーハラスメントにあたります。事業主には防止の措置を講じる義務があります。言われた日付と内容を記録しておいてください。
まとめ
- 合わない中身を4つに分けると、3つは話し合いで動く余地がある
- 2人で話すと感情の話になるので、主任や園長に入ってもらい役割分担の確認という形にする
- 決めたことは記録に残す。言った言わないになりやすい仕事
- 体に症状が出ている、相談しても半年変わらない、人格を否定される。この3つは動いていい線
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出典:「令和5年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)を加工して作成/出典:政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)







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